安倍晋三首相は17日午前、東京・信濃町の慶応大学付属病院に入った。自民党関係者によると、「診察」「検診」が目的とみられているという。

首相をめぐっては、6月18日の通常国会閉会後、最近になって体調不安説が指摘されるようになった。

今月、写真週刊誌「FLASH」は、首相が7月6日に吐血していたと報道。この報道について、菅義偉官房長官は8月4日の会見で「私は連日お会いしている。首相は淡々と職務に専念している」と述べ、否定していた。

一方で、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中、首相はこれまでは節目節目で対応してきたが、官邸での記者会見や、野党が求める臨時国会召集に応じていない。国会関係者によると、現状では体力がもたないためではないか、との見方まで出ているという。