自民党総裁選に出馬している岸田文雄政調会長(63)は11日、朝の通勤時間帯に東京・新橋のSL広場で街頭演説を行った。

選対本部長の遠藤利明元五輪相(70)ら多数の議員が応援に駆けつけたほか、妻の裕子さん(56)も姿を見せ、ビラ配りで“内助の功”。「1枚1枚、心を込めて気合を入れながら配りました」。厳しい戦いが続くが「最後まで全力で頑張って、主人の人柄、思いを多くの皆さんに知っていただければ」と話した。岸田氏は「ありがたいこと」と、妻のサポートに感謝した。

食卓の前に岸田氏が座り、裕子さんが立った状態のツイッター写真に「妻と対等な関係でないのでは」と、指摘する声もあった。裕子さんは「普段は冗談も言いますし、忙しいですが、家族にもわりと気遣いしてくれて、家ではやさしい主人。亭主関白ではないです」と明かした。

長男の翔太郎氏(29)も秘書として岸田氏を支える。翔太郎氏は「家族一丸でやっているのは不思議な感覚ではありますが、やるしかないという感じです」と話した。【近藤由美子】