菅義偉内閣が16日、発足し、新閣僚が官邸で会見を行った。環境相に再任された小泉進次郎氏(39)は早速、福島県の内堀雅雄知事(56)に再任を伝え、17日にオンライン面会を行うと明かした。

小泉氏は「総理から閣僚全員が復興大臣である、被災地の復興のために全力を尽くすようにと言われた」と経緯を説明。さらに「デジタル化の徹底を推し進めることが菅内閣の方針」とした上で「対面じゃないと、と心配する環境省職員もいましたが、先月末や今月初めにお会いしてますし、内堀知事からも、むしろデジタル化の時代だからオンラインでいいのでは、とのお言葉もいただいた」と話した。

一方、初入閣の平沢勝栄復興相(75)は18日に福島県、来週に岩手、宮城県を訪問する方針を明かした。

平沢氏も「全閣僚が復興大臣。それぞれの立場で全力を尽くせ、と(首相から)共通のご指示があった」とした上で「地域のご意見をしっかり聞く。そして総理からのご指示からも現場主義を徹底し、被災地の方に寄り添い、縦割りを廃し、司令塔の役割を果たし、再生復興に全力で取り組んでいきたい」と話すなど、現場主義を強調した。