東京都の小池百合子知事(68)が18日、都議会第3回定例会開会にあたり、知事2期目を迎えての所信表明を行った。

小池氏は新型コロナウイルス感染拡大収束が見えない中だが「難局でありますが都議会の皆さまとともに、東京の明るい未来を力強く切り開いていきたい」と意気込んだ。真っ先にコロナ対策を挙げ「感染拡大の防止と社会経済活動の推進の中、見えざる敵に負けることのない持続可能な経済都市を作り上げていきたい」とし、検査及び医療提供体制の整備などを挙げた。

来年に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについて「国や組織委とともに万全な準備を進める。菅新総理や(大会組織委員会)森会長と力を合わせ、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すことで、大会成功へ確かな道のりを進んでいきたい」と意気込んだ。

また、テニス全米オープンでの定期的なPCR検査実施などに触れる中、大坂なおみら日本人3選手の優勝を「大きな勇気、感動を与えていただいた。普段とは違う環境下で戦った各選手に敬意を表したい」と祝福する場面もあった。