関西大の宮本勝浩名誉教授(75)が今年のプロ野球の経済的損失額を昨年比で約1423億円と試算した。関西大が29日、発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、20年の売上総額は約377億円にとどまると推定した。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が大幅に遅れ、シーズンは通常より23試合少ない、120試合で実施。当初は無観客試合が続き、現在も観客数は上限を設けている。

宮本名誉教授は「日本のプロスポーツ界の最高峰であるプロ野球において、人気球団であっても2020年はかなり大幅な赤字になると考えられる。2021年は全試合が満員の観客の球場で開催されることを願っている」とコメントしている。