1人乗りの自動運転ロボットが1日から東京・中央区の高層マンションで国内初のシェアリングサービスをスタートした。ZMP(東京・文京区)が開発した電動式の自動運転ロボット「ラクロ」で、料金は乗り放題で月額1万円(税込み)に保険料1000円が必要。時間制は10分370円(税込み)となる。

約1時間の充電で4時間以上の走行が可能だ。前部のタブレットにコンビニやスーパーなどの行き先を入力すれば、歩道を通行して自動で目的地に移動し、自動で戻って来る。時速4キロ前後の歩くスピードで信号や横断歩道も認識して自動で走行する。人や自転車などの急な飛び出しにも自動停止し、坂道や5センチ程度の段差もクリアする。

高齢者の買い物や散歩など日常生活の便利な移動手段として、また運転免許を返納した高齢者の手軽な足としても活躍しそうだ。