プリンスホテルが新たに手掛けた「プリンス スマート イン 恵比寿」が8日、開業した。新ブランドの第1号店で、ICTやAI技術を導入したホテルとなっている。本来は7月開業を予定していたが、コロナ禍で延期されていた。

主要ターゲットは20~30代のデジタル世代で、宿泊価格帯を1万円前後に設定した。従来の顧客であった富裕層やファミリー層ではなく、新たな層の取り込みを狙う。それに合わせて、スマホによるルームキー、複合型サービスロボット、自動チェックインなども導入し、非接触、対面を避けたサービスも打ち出している。

本年度冬には2号店として熱海市に開業の予定。来年夏ごろには京都市、22年には那覇市でそれぞれ開業を予定しているほか、首都圏をはじめ地方空港や新幹線の駅周辺などを中心に出店していく見込みだ。