トランプ米大統領のメラニア夫人が、大統領選で民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になったことを受けて、トランプ氏に敗北を受け入れるよう進言していることが分かった。米CNN(電子版)が9日、報じた。

夫人は「選挙戦で負けたことを受け入れる時が来ている」と、内々に夫に伝えたとしている。

トランプ氏の愛娘イバンカ氏の夫で、大統領上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏も、今回の結果を受け入れるよう義理の父を説得していると報じている。ただ、トランプ氏の陣営は、クシュナー氏の発言について否定したという。

一方、トランプ氏の長男ドナルド・ジュニア氏と、次男エリック氏はともに、「撤退」を拒否し、法廷闘争を続けるべきとの立場とされ、トランプファミリーの間でも、闘いの継続か撤退かで、意見が割れているとみられる。

そんな中、トランプ氏の意思を左右するのは、トランプ氏が溺愛するイバンカ氏の提言ではないかとの見方も出ている。