今年の「都道府県魅力度ランキング」で、7年連続最下位だった茨城県に代わり初の最下位になった栃木県で15日、知事選が投開票され、現職福田富一氏(67)が5選確実となった。福田氏の多選の是非に加え、全国最下位になってしまった魅力度ランキングも争点の1つとなっていた。一騎打ちとなった新人で元NHK宇都宮放送局長の田野辺隆男氏(60)は敗れた。

ランキングをめぐっては、福田氏はランキングを行っているブランド総合研究所(東京)に出向いて調査方法の見直しなどを要望。U字工事、電撃ネットワークのギュウゾウら県出身の「とちぎ未来大使」による県民参加型イベント「魅力向上プロジェクト」を立ち上げた。田野辺氏は「発信力で栃木を変える」と訴え「県のアピールが足りない」などと現職福田氏を批判していた。