老舗の女性ファッション誌として一時代を築いた「JJ」が、23日発売の21年2月号で、月刊としての刊行に終止符を打った。発行元の光文社は「ターゲットとなる20代を取り巻く環境、ライフスタイルが大きく様変わりした」とコメントしており、今後は公式サイト「JJnet」やSNS、動画配信など世代により適合した形で展開していく。今後も「雑誌が最も効果的な企画内容である場合、随時刊行する」というが、大きな転換点を迎えた。

JJは「女性自身」の別冊として、1975年(昭50)4月(同6月号)にケレン吉川を表紙に起用して創刊。素人などもモデルとして起用し、「女子大生のバイブル」としての役目も担ってきた。賀来千香子や設楽りさ子、藤原紀香や梅宮アンナ、滝沢カレンらそうそうたる顔ぶれが、かつてモデルを務めた。最新号では、今月限りでの解散を発表したE-girlsが表紙を飾っている。