2020年の日本棋院公式戦は28日で終了し、年間最多勝、対局数、勝率、連勝ランキングが確定した。一力遼天元（碁聖＝23）は66戦53勝13敗、勝率8割3厘で、4年ぶり2回目の最多勝と最多対局、2年連続3回目の勝率1位と、3部門でトップに輝いた。これは、2012年（平24）の井山裕太本因坊（当時）以来。連勝は、長徳徹志二段（19）が14連勝で初受賞。

女流棋士では、藤沢里菜女流本因坊（22）が35勝15敗、7割で最多勝と勝率の2冠となった。上野愛咲美扇興杯（19）が57局（34勝23敗）で対局数1位。上野と下坂美織三段（33）、牛栄子三段（21）が8連勝で連勝1位となった。

各部門の表彰は、21年3月の合同表彰式で行われる。