トランプ前大統領の元上級顧問だったケリーアン・コンウェイ氏が、TikTok(ティックトック)スターの長女クラウディアさん(16)のトップレス写真を、自身のツイッターに投稿していたことが明らかになった。

米バラエティー誌によると、投稿後24時間でツイートが消える新機能フリートを使ってコンウェイ氏のアカウントからクラウディアさんの写真が公開されていたことが、他のユーザーによるSNSへのスクリーンショット投稿から明らかになったという。クラウディアさんは自身のTikTokに動画を投稿し、写真は本物であると認めた上で、母は自身を傷つけるためではなく、誤って投稿したのではと動揺しながら語っている。

クラウディアさんは反トランプ派で、自身のSNSで公然と批判を繰り返してきたことから、母親とは対立関係にあったといわれている。昨年、トランプ氏が新型コロナウイルスに感染した際には「ホワイトハウスの発表よりも容体は悪い」と内部告発とも思える発言をして話題になったことがあるほか、母親が新型コロナに感染した際も発表前に自身のSNSで公表していた。

そのため、昨年8月にコンウェイ氏が上級顧問を辞任した際には、娘の言動が影響しているとの見方も出ており、SNSを巡るトラブルが親子間であったことが伝えられている。

クラウディアさんは今年に入って、母親から身体的、言葉での虐待を受けていると明かしていたが、今回の騒動については「母が私に対していつか使うために写真を撮った後、何者かにハッキングされたのではないか」と推測している。

問題の動画はすでに削除され、コンウェイ氏からコメントは出されていない。クラウディアさんのTikTokには、150万人のフォロワーがいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)