トランプ前米大統領は米国の祝日「大統領の日」である15日、先月6日に米首都ワシントンDCの連邦議会議事堂で起きた襲撃事件を巡る弾劾裁判で13日に無罪評決を受けてから初めてフロリダ州パームビーチの自宅から姿を見せ、ゴルフを楽しんだ。

ゴルフ場に向かう通りには米国旗やトランプ支持の旗を持った多くの支持者が集まり、トランプ氏も車内から窓越しに親指を立てて歓声に応える姿も見られた。

トランプ氏は1月20日に退任して以来、これまで何度かゴルフに出かけた以外は公の場に姿は見せていない。大統領の日を祝うメッセージを掲げた支持者もおり、集まった数百人が無罪評決を喜んでいた。

一方、メラニア夫人は14日にバレンタインデーを祝う2つのメッセージをツイッターに投稿したが、トランプ氏に関する言及は一切なかったことがSNSで話題になっている。

夫人は過去に公務で訪れた小児病院で子供たちと触れ合う動画と共に、「世界中の素晴らしい子供たちに会えたことは素晴らしいことだった。ハッピーなバレンタインを」とツイート。その後も子供たちとの写真と共に「バレンタインデーに勇敢で心を動かされた子供たちのことを考えています。彼らに愛と力を贈ります」と投稿している。

トランプ氏はツイッターが永久停止されおり、バレンタインデーのメッセージを投稿することはできないため、夫妻がどのように過ごしたのかは不明だが、ネットでは「愛がないことは確か」「結婚生活はあとどれくらい持つかしら?」といった書き込みで盛り上がっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)