東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の会長に就任し、五輪相を辞任した橋本聖子氏(56)が19日、後任の丸川珠代氏(50)への五輪、男女共同参画、女性活躍担当相の引き継ぎを行った。署名した後、2人は笑顔でグータッチした。

その後、橋本氏は職員に対し、退任あいさつを行った。「1年半、激動といいますか、あっという間に時間が過ぎ去ってしまったなと思います」と感慨深げな表情を見せた。一方で「本来なら、大臣としてまっとうさせていただきたいという思いを強く思っておりました」としながらも「立場は変わりますが、丸川大臣や皆さまと連携して、東京大会を誇りの持てるものにしていきたい」と話した。

コロナ禍から見送り人数は制限されたため、少数の職員に見守られる中、大臣執務室があった合同庁舎を笑顔で立ち去った。