東京五輪の聖火リレーを5日から開催する愛知県の実行委員会は1日、「まん延防止等重点措置」を国に要請した大阪府が中止なども検討していることに関し、愛知県は予定通り開催することを明らかにした。

政令指定都市で最初の開催となるが、愛知県実行委員会担当者は「これまでも、さまざまなケースを考えながら、感染防止対策に全力で取り組んできた。著名人の方が走るところは人数を制限したり、広い道で観覧エリアが大きくとれる場所を走っていただいたり。セレモニーなども入場者を事前に制限して密にならないようにしている」と説明。すべての沿道で最低でも20~30メートル間隔で警備員やスタッフを配置し、1メートルの間隔を空けてもらうメッセージボードなども使いながら、徹底を呼び掛ける予定だ。

愛知県では5日に瀬戸市でスタートし、名古屋市や犬山市など計9区間。6日には豊橋市、安城市など9区間を聖火でつなぎ、豊田市でゴールする予定だ。