大阪府の吉村洋文知事(45)は4日、大阪府庁で取材に応じ、11日に期限を迎える緊急事態宣言について「いまの感染状況、医療の逼迫(ひっぱく)状況を見れば、極めて厳しい」とした上で「現状の認識としては緊急事態宣言の措置の内容を緩めたり、解除するのは難しい」と延長する考えを示した。また吉村知事は同日、民放番組に出演し、4日の大阪府の新規感染者数は884人と発表した。 緊急事態宣言の延長を政府に要請するかどうかに関しては「6日か7日に対策本部会議を開いて判断する」とした。

井戸敏三知事は3日、緊急事態宣言について「感染者数が大幅に減らないと、打ち切りという事態にはなりにくい」と延長の可能性に言及した。吉村知事は延長の判断する際に「京阪神地域はつながっている。これまでも共同歩調をとってきた。大阪府は府として判断していくが、連携をとっていきたい」とした。