虫垂炎で入院していた小泉進次郎環境相が23日、都内で、福島県内の除去土壌の再生利用などについて理解を図る、環境省主催の集会「『福島、その先の環境へ。』対話フォーラム」に出席した。

小泉氏は冒頭「先週虫垂炎の手術をした関係で、声がかれて、回復途中です。ご理解頂ければなと思います」とあいさつ。手術の関係で力を入れて話すのが難しいといい、声量は控えめだった。

小泉氏は集会で、福島県内の放射線の除染によって除去された土壌の、県外での最終処分に向けて、理解醸成活動を強化する方針を示した。除去土壌の再生利用の実証実験を重ねているとし「花の栽培から始まって、今は野菜の栽培を実証をしている」。小泉氏は「皆さんが風評加害者にもならないよう、除去土壌の再生利用の理解を深めていきたい」と述べ、「福島の問題ではなく、日本全体の問題だ」と主張した。

小泉氏は10日に、発熱と腰痛を発症し虫垂炎と診断された。そのまま手術し入院。15日に退院した。退院後は数日リモートワークで職務をこなした。20日、記者会見を行い公務に復帰した。

同集会にはお笑いタレントカンニング竹山(50)タレントなすび(45)らも出席した。