囲碁の最年少プロ、仲邑菫二段(12)が3日、名古屋市の日本棋院中部草本部で打たれた「第60十段戦予選B」で、午後6時22分、329手までで中根直行九段(48)に白番1目半勝ちした。

終局後、「ずっと苦しい碁で途中、計算ができなかった場面がありましたが、最後はどうにか勝てました」とコメントした。これで初めて予選A進出となる。「いい碁が打てるようにがんばります」と話していた。

十段戦は予選Cからスタートし、同Bをクリアした。同Aも突破できれば、最終予選へと進出できる。これを勝ち上がれば、許家元十段(23)への挑戦権を目指す本戦トーナメント入りとなる。まだまだ道のりは長い。