東京都の小池百合子知事(68)は30日、「過度の疲労」のため入院していた都内の病院を退院し、都を通じてコメントを発表した。

新型コロナ対応に追われる中、また東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの直前に公務を離れたことについて「心よりお詫び申し上げます」とし、体調については「幾分か回復致しました」と記した。

小池氏をめぐっては、7月4日投開票の東京都議選にどう関わるかが注目されているが、発表したコメントでは「新型コロナウイルス対策をはじめ都政の諸課題が山積する中、改革を続け、伝統を守る皆様に、エールを送ります」と記すにとどめ、特別顧問を務める都民ファーストの会を含め、都議選の候補者の応援に入るかは明言しなかった。

小池氏は今月22日に入院。当初27日までの予定とされたが、27日に「医師の判断」で数日間延長すると発表されていた。