東京・上野動物園は6日、ジャイアントパンダの双子について「目の回り、耳、肩から前足、後ろ足などの灰色がかって見える部分も、黒い色がさらにはっきりとしてきた」と発表した。

性別の判定については「成長状況を見ながら適切な時期に行う予定」とした。ともに健康状態は良好で、体重も順調に増え続けている。

赤ちゃんたちは、母親シンシン(16歳)に抱かれているときは乳房から、保育器ではシンシンから搾乳した母乳を与えられて飲んでいる。哺乳量が増えるのに伴い母乳に人工乳を加え、3日からは人工乳の割合を増やしている。徐々に人工乳に慣らしていくため、入れ替え間隔を長くしており、当面は5日をめどに入れ替えるという。

23日の誕生時に取り上げて保育器に移した子ども1(間違いを防ぐため背中に印)は、誕生時は体重124グラムだったが、1日時点で183グラム、6日には286グラムと成長。体長も6月28日の15センチから6日には18センチになっている。出産時にシンシンがずっと抱いていた子ども2は、1日齢の体重が146グラムで、2日に248グラム、6日には319グラムと増えている。体長も6月28日が17センチ、3日には18センチだった。

シンシンも健康に問題なく、赤ちゃんの世話を続けている。食べる量も増えており、4日には副食としてニンジン、6日にはパンダ団子を少量食べたという。現在も産室内ですごしている。