大阪府の吉村洋文知事(46)は8日、府庁で行われた新型コロナウイルス対策本部会議後、会見し、大阪がワクチン接種率「最下位」について反論した。

政府は同日、新型コロナウイルスワクチンの供給量に対する都道府県別の接種率に関し、1位は宮崎の67・8%で最下位は大阪の45・5%だったと公表した。

吉村知事は「実態の接種率があたかも低いように言われるのであれば、明らかに事実とは違う。そこだけは指摘をしておきたいと思う」と強く反論した。

大阪市内には個別接種会場が約1700カ所あり、ワクチン接種を円滑に進めるため国が新たに導入した接種記録を個人単位で管理するシステム「VRS」について「大阪市内に1700カ所ある個別接種会場はほとんどが登録していないため、実際には接種しているのに、VRSに反映されていない」と説明した。

現在は積極的に登録している段階で「7月からまとめて数字が入ってくる。7月下旬には実際の数字が反映されてくる」と“最下位脱出”に自信を見せた。