任期満了に伴う横浜市長選(22日投開票)が8日、告示された。元長野県知事で作家の田中康夫氏(65=無所属)が中区で第一声の演説を行った。

IR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致の是非が最大の争点になっている横浜市長選で、田中氏は「カジノ計画は商店街や飲食店に人が出なくなり、地元の経済を潤さない」と反対の姿勢を示した。また、市に保健所が1つしかないことや、消防訓練施設が老朽化していることから上瀬谷通信施設跡地に「医療・保険・消防・救急の拠点『統合型レスキュー(IR)施設』を作る」と述べた。

田中氏は新型コロナ禍における飲食店営業に関し「ウイルスは夜だけ飛ぶものではない」と強調。その上で「アクリル板完備など、市が認定した飲食店はお酒が出せる。夜8時までとも言わない」などと主張した。

他に立候補したのは届け出順に、横浜市議太田正孝氏(75)前国家公安委員長小此木八郎氏(56)水産仲卸会社社長坪倉良和氏(70)元衆議院議員福田峰之氏(57)横浜市立大元教授山中竹春氏(48)現職林文子氏(75)前神奈川県知事松沢成文氏(63)の計8人。立候補者は過去最多となっている。