自民党の岸田文雄新総裁(64)を献身的に支えてきた裕子夫人(57)が脚光を浴びている。4日に召集される臨時国会を経て、岸田新総理の誕生と同時に新ファーストレディーも誕生する。

広島県生まれ。地元の広島女学院中、高から東京女子大に進んだ。卒業後は地元の自動車メーカー「マツダ」に勤務し、堪能な英語力で役員秘書に抜てきされた。岸田氏とはお見合い結婚。現在、秘書を務める長男ら3人の息子の母だ。

新総裁となった前日29日の夕食は裕子夫人手作りで「これが1番おいしい」と絶賛する広島風お好み焼きで、岸田氏は「一生忘れられない味」とSNSに投稿した。

広島で留守を預かる裕子夫人は子育て、支援者へのあいさつ回り、街頭でのビラ配りなど率先して行い、控えめで、ていねいな対応が評判で「岸田さんじゃなく、裕子さんを支持している」という支援者も少なくない。「すべて女房のおかげ。頭が上がらない。よく、口げんかもするが、勝てたことがない(笑い)。でも、それで本当にリラックスさせてもらっている」とのろける。新ファーストレディーは無敗の口論でも新総裁をフォローしていく。