自民党の岸田文雄総裁が、衆院選を「10月19日公示、31日投開票」の日程で行う方針を固めたことが4日、明らかになった。複数の関係者が明かした。

自民党関係者によると、選挙の日程を決める際にはいわゆる「お日柄」を気にするケースが多く、ベストは、やはり「大安」だという。

しかし、今回岸田総裁が方針を固めた公示日の10月19日、投開票日の10月31日は、ともに「仏滅」。別の国会関係者は「公示も投開票も両方とも仏滅なんて、聞いたことがない」と話した。

衆院選の日程をめぐっては、これまで取りざたされていた「10月26日公示、11月7日投開票」「11月2日公示、11月14日投開票」の日程に比べると、異例の「前倒し」となりそう。ちなみに、10月26日は「大安」、11月2日と7日は「赤口」、11月14日は「先勝」で、いずれも仏滅ではない。

国会関係者からは「今後、補正予算の審議も控えている。急いで選挙をしないといけない事情も多いのだろうが、それでも仏滅とは…」と、戸惑いを口にした。