埼玉県戸田市議のスーパークレイジー君議員(35)が、衆院選(19日公示、31日投開票)出馬も視野に再検討を始めた。準備期間も短いため、慎重に検討する。

公職選挙法に定められている3カ月の居住実態がないことを理由とした、埼玉県選管による当選無効の裁決取り消しを求めた最終弁論が5日、東京高裁で行われ、当初今月21日に予定されていた判決期日が、同15日に変更された。

同議員は戸田市議を続けられなくなった場合、一時は国政参戦も選択肢の1つに検討していたが日程的な問題も含めて、判断を凍結していた。急きょ判決が早まったことで選択肢は広がったが、「いろいろな可能性はあると思う。(衆院選に)『出てみれば』『面白い』と言ってくる人もたくさんいて、考えた自分もいましたけれど、(出馬するなら)腹を決めてやらないといけないと思う。慎重に考えたい。来年の参院選もありますし」と語った。同議員のもとには国政政党からの誘いの声も届いているという。

一方で、戸田市に貢献する活動に尽力する思いも、日増しに強くなっている。すでに子どもたちや保護者らの要望により、子どもたちと一緒にゴミ拾いなどを行う活動も実施。「偽善者ぶっているのは好きではないのですが、子どもたちの声があるので、今はそれを一番大事にしようと思っている。楽しくなってきたし、優先したい」。今月中には、子どもたちと一緒に市役所の仕事や税金の仕組みなどを勉強するイベントも計画している。

「あとは15日の判決。妻の誕生日で出掛ける予定だったのですが、変更します。(その後のことは)いろいろな人と相談します」。スーパークレイジー君議員は、派手な特攻服に金髪姿で選挙活動を行い、20年の都知事選で落選も、今年1月の戸田市議選で初当選。現在も歌手活動なども続けている。「応援してくれる方の気持ちは大切にしたい」。新たなチャレンジも選択するかもしれない。