日本維新の会副代表の吉村洋文大阪府知事(46)は14日、JR高槻駅前でマイクを握り、衆議院の解散時、議員たちによる恒例の「万歳三唱」を皮肉った。

「みなさん、きょうテレビでバンザイ、バンザイってやっているのを見ました? あのバンザイ、いる? これ、いらんで。あの大声でバンザイ、バンザイと言っている国会のおかしな感覚。まともな感覚を持った人が国会に行ってほしい」と聴衆に訴えた。

さらに「みなさん、知ってます? いまの段階で冬のボーナスを受け取った人がいるんです。国会議員は日割りで188万円も冬のボーナスをもらっている。おかしいよ、こんなの。だれが払い主ですか。国民のみなさんですよ、こんなおかしな話はありません」と話し、「われわれの非常識が国会では常識になっている」とぴしゃりと言い放った。

街頭演説のつかみでは「応援に来ると、『おまえもがんばれよ!』と言われる。これからも頑張っていこうと思う」と吉本新喜劇のようなボケとツッコミを繰り広げ、笑いを取った。

激戦区となる大阪10区には自民現職の大隈和英氏(51)、立憲現職の辻元清美氏(61)、維新新顔の池下卓氏(46)が立候補予定。