東京都の小池百合子知事は15日の定例会見で、19日公示の衆院選について「私自身、出馬することはございません」と、不出馬をあらためて明言した。

その上で、選挙の争点については、安全保障に関する議論の深まりに期待を示した。「コロナも経済もあるが、最近の国際情勢をみると、日本を取り巻く安全保障情勢はかなり厳しい。戦後76年(日本人は)平和に暮らしてきているが、安全保障環境は厳しいものがある。大前提は、安全保障に取り組んでほしい。国政だからこそ、リアルを考えるべき。そういう議論をお願いしたい」と述べた。

小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会は今月、国政進出に向けて「ファーストの会」を結党した。候補者の公募を行うとしたが、公示まで残りわずかとなりながら、まだ候補者の発表は行っていない。