岸田文雄首相(自民党総裁)は24日、党公認候補を応援するため公示後、初の大阪入りし、4カ所での街頭演説に臨んだ。

大阪は議席増に勢いを見せる日本維新の会の地盤。維新は岸田氏の成長と分配の好循環による「新しい資本主義」を否定し、対決姿勢を強めている。大阪・梅田のヨドバシカメラ前でマイクを握った岸田氏は「経済を成長させ、その果実で所得、給料を引き上げたい」と力説した。「岸田ノート」を左手に掲げ「みなさんの声を聴き、丁寧な政治を進めます」と約束した。演説終了時には女性から「キッシー」の声も飛んだ。