自民党の甘利明幹事長(72)は、接戦となっていた神奈川13区で立憲民主党の太栄志氏(44)が当選確実となり、現役幹事長としては史上初めて小選挙区で落選することとなった。

甘利氏は「自分の政策をこれからどうしていくかの思いが、選挙区で届ききれなかったのは私の力不足。不徳の致すところ。しっかり精進して、選挙区と国民の皆様方の信頼に応えられるように頑張りたい」。自身の政治と金の問題などの影響には「私自身が金銭授受にかんでいないということを何度も何十回も申し上げている。いくら説明しても届かないというのはジレンマを抱えております」と苦悩の表情も浮かべた。

政権交代は阻止したが、「幹事長は選挙の責任者。自身がどういう状況であれ、全体の成果について責任を負う。すべて終わった時点で、岸田総裁に今後のことを相談したい」と進退問題についても言及した。