東京・上野動物園は30日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告した。雄のシャオシャオ、雌のレイレイともに、少しずつ屋外に出ることが増えてきて、母親シンシンの後を追いかけて歩いたり、竹を食べるシンシンにまとわりついたりしている。ただし、外ですごす時間は、まだ多くはないという。

室内では、丸太や柵につかまって後ろ足で立ち上がるだけでなく、丸太に登ろうとする姿もみられる。眠っている時間以外はシンシンにじゃれついたり、2頭でじゃれ合ったりしている。

2頭とも健康状態は良好。体重は29日=159日齢時点で、ともに10・85キロだった。シンシンの体重は120・6キロ。同園は、母子の公開を来年1月をめどに西園「パンダのもり」で予定している。

父親のリーリー、お姉さんのシャンシャンも健康。体重は、リーリーが139・6キロ、シャンシャンが89・2キロ。