年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われ、トップ10に「ジェンダー平等」が選出された。

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すべての人が性別にかかわらずに平等な機会と権利を持ち得ることを意味する。国連が採択した「SDGs=持続可能な開発目標」の17目標のうちの1つでもある

選考理由は以下の通り。

「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」と日本オリンピック委員会(JOC)の評議委員会で堂々と持論を披露し、辞任に追い込まれた森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会前会長。「すべての人が性別にかかわらず平等な機会と権利を持ち帰ること」を意味するジェンダー平等は、今年浸透したSDGs・持続可能な開発目標の1つだ。日本の達成度を見てみると、国会でも女性の議席数、また賃金格差は最低ランクに分類されている。危機感を抱くのは当然として、議員や管理職級の女性の割合を増やしてあげることがジェンダー平等だと勘違いしてりう人もまだ多いようだ。先入観や思い込みなどの「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」に気づき、誰もが今いる場所で存在を認められる世の中にしていくためには、おかしいことにはおかしいと言える社会である必要があるのだ。