年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が1日、都内で行われた。

【2021流行語大賞】年間大賞はリアル二刀流/ショータイム/まとめ>

東京パラリンピックのボッチャで金メダルの獲得を引き寄せた、杉村英孝(39)の得意技「スギムライジング」がトップ10入りした。授賞式に出席した杉村は「このたびノミネート、トップ10入りされたことをうれしく思っています。ノミネートした時は驚きましたし、テレビを通して見ていたステージに立っていることがまだ驚きで、信じられない気持ちです。オリパラ関係の言葉が数多く選ばれた中で、『スギムライジング』が選ばれたのはうれしく思っています」と笑顔を見せた。

コロナ禍で1年延期しての開催となり、改めて「日常生活も大変な中で開催されて、多くの方の尽力のおかげで開催されたのが全てだったと思います」と感謝した。「スギムライジング」は競技の中で正式な技の名前ではないが「ボッチャ杉村の代名詞として、親しみをもってもらえたらうれしいですし、選手としてこれからも多くの方に感動を届けていきたい」と話した。

またボッチャについて「共生社会を体現できる競技。ぜひスギムライジングにも挑戦してみてください」と呼びかけた。スギムライジングのコツについては「決めるには、当てどころと力加減です! 加減はなかなか難しいんですけど、最終的には『のせたい』と思うことが大事です」と明かした。