立憲民主党は2日、両院議員総会で幹事長に西村智奈美元厚生労働副大臣(54)、代表代行に逢坂誠二元首相補佐官(62)、政調会長に小川淳也元総務政務官(50)、国対委員長に馬淵澄夫元国土交通相(61)、選対委員長に大西健介政調会長代理(50)を起用する新役員人事を了承した。

新執行部を発足させた泉健太代表(47)は会見で「代表選後半は、この力が1つになったら強くなるという確信を持った」と公約にも掲げた代表選を戦った3氏の執行部入りに期待を込めた。一方で馬淵氏、大西氏の同席はなく、「まずは、この4人でやってみよう」と泉氏は説明したが、6日の臨時国会召集、来年夏の参院選の担当役員への質疑は肩すかしとなった。また共産党との共闘継続などに関しても具体的な説明はなかった。

泉氏の誕生日が、岸田文雄首相、共産党の志位和夫委員長と、同じ7月29日という点について「本当に運命的なものは感じます。3人が同じ誕生日というのは不思議な気もいたしますし、来年、一緒に誕生日を祝う会を楽しみにしています(笑い)。日本のリーダーになれるように頑張ろうという決意」と、ジョーク交じりに語り、泉新体制をスタートさせた。【大上悟】