立憲民主党は6日、衆参両院議員総会で、新たに6人の執行役員に起用する人事を了承した。これで2日に決定した泉健太代表、西村智奈美幹事長ら6人に加えて、男女各6人ずつとなる12人の新執行役員が決まった。主要政党の執行部の男女比率が同じとなるのは異例で、ジェンダー平等の姿勢を強調することで、党再建へ向けた刷新をアピールすることになった。

新たな常任幹事会議長には牧山弘恵参院議員が就任するなど小宮山泰子、岡本章子両衆院議員、吉川沙織、田名部匡代両参院議員の女性計5人が新任し、参院議員会長に水岡俊一参院議員が再任された。西村幹事長は「泉代表が代表選で訴えて来た執行役員の半数を女性にする、逆に言うと、半数を男性にするという約束が現実となったことに喜んでいる」と語った。

総会には衆参140人の国会議員が参加予定だったが、重鎮議員を含めた欠席者も目立った。残る役員人事については泉、西村両氏に一任することが承認された。近日中にも発表される見込みだが、蓮舫前代表代行が兼任していた広報本部長など来年夏の参院選へ向けた党の看板となる役職者の去就が注目される。