全国でもめずらしい「足の神様」として知られる服部天神宮(大阪府豊中市)の福娘が13日、大阪・中之島の日刊スポーツを訪れた。来年1月9~11日の「豊中えびす祭」に向け、応募者約800人から選ばれた福娘30人のうち6人が金の烏帽子(えぼし)姿で商売繁盛と幸運を願う福鈴を振りながら「打ちま~しょ」「もうひとつせ~」の掛け声とともに大阪締めを披露した。同神社は福娘発祥の神社としても知られる。

京大医学部1年、福久碧海(あみ)さん(20)は「名前の通り『福を幾久しく』元気な笑顔でみなさんに福を届けたい」と意気込んだ。

甲南大4年、野網楓華さん(21)は母が同神社の「ミス福娘」で、親子2代で福娘の大役となる。「父が飲食店を経営し、コロナ禍で大変でした。日本に活気が戻り、商売をしているみなさんにも元気を届けたい」と話した。

関西学院大4年、緒方ゆいさん(21)は来春から四国放送のアナウンサーの就職が決まった。「憧れの豊中えびすの福娘になり、参拝に来られるみなさんのすてきな1年の幕開けのお手伝いにしたい」と話し、「笑福亭鶴瓶師匠に似ているといわれる笑顔で福をお届けします」。

6人の福娘は口々に「笑顔と福を届けたい」と決意を語った。