東京・上野動物園は14日、来年1月12日からの一般公開が決まった双子のジャイアントパンダについて、近況を報告した。

6月の誕生から間もなく6カ月になるが、2頭に個性が出てきたという。雄のシャオシャオは、母親シンシンにしつこくじゃれついたり、雌のレイレイに強気な態度で取っ組み合いを仕掛けたりする様子がよく見られる。少しやんちゃなのかもしれない。レイレイは、マイペースのようだ。シンシンとシャオシャオがじゃれ合っていてもあまり気にせず、独りで竹をかじったり、水場で遊んだりしている。シャオシャオにしつこく絡まれると、鳴き声をあげたりしている。

2頭とも健康で、体重は13日=173日齢時点で、シャオシャオが11・85キロ、レイレイが12・10キロだった。母子は、西園の施設「パンダのもり」で、当面は午前10時~正午の2時間公開。観覧は事前申し込みによる抽選制で、1日約1000人を予定。抽選の申し込みは専用サイトで受け付ける(詳細は後日発表)。同園は一般公開に向けて、人の声や物音に慣れさせるため、日中はラジオを流している。