大阪・梅田の繁華街が17日朝、騒然とした。けたたましくなる消防車両のサイレン、救急隊員らにより担架が次々と運ばれていった。

火災現場近くの飲食店の40代の男性は「胸が苦しい……」と打ち明けた。路上で上半身裸のまま横たわっていた男性は、救急隊員から蘇生措置を受けていた。「心臓マッサージにもまったく反応がなくて……」と言葉を詰まらせた。

青いビニールシートにくるまれ、次々に運ばれていく人々。近くの飲食店の男性店長(39)は「こんなことにが起こるなんて…」。髪の毛は水でびっしょりぬれ、路上に呆然と座り込む20代とみられる女性は、救急隊員の呼びかけにも反応することはなく、遠くを見つめていたという。

男性店長は「ショックで言葉にならない」と話した。