立憲民主党の菅直人元首相は27日、自身のツイッターに、自身の投稿内容について日本維新の会が立民に抗議文を提出したことに反論する内容の考えをつづった。

菅氏の投稿は今月21日、日本維新の会を創設した橋下徹氏について「(ナチス・ドイツの)ヒトラーを思い起こす」などとした内容。維新は26日に抗議文を提出した。

菅氏はまず26日の投稿で「ツイッターは党の指示ではなく私の一存で発した、私の感想を述べたもの。維新からは私には直接何も言ってきていない。私のツイッターに抗議するなら私にするべき」と、自身に直接抗議すべきと主張。「的外れな謝罪要求に応ずるつもりはない」とも記し、謝罪要求に応じない意向を示した。

27日も、あらためて「維新から私には何も言ってこない」とした上で「逆に私が見たテレビでは橋下元維新代表の過去の発言に関する記者の質問に、現執行部は『橋下氏に聞いてくれ』と答えを拒否」と、維新執行部の対応を批判。「今回のことを契機に橋下氏など維新幹部の過去の発言が検証されるのは結構なことだ」と、主張を記した。

菅氏は今月21日のツイッターで、維新について「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的」とした上で「基本的政治スタンスは曖昧」などと指摘。「主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」(原文ママ)と投稿した。