人気の日本酒「獺祭」で知られる旭酒造(本社・山口県岩国市)は7日、米メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースとスポンサー契約を結んだことを、公式ホームページ(HP)で発表した。

「海外での日本酒の消費は年々伸びているものの、現地での認知度は依然として高くはなく、まだ浸透しているとは言えません」とした上で、日本酒と世界の食文化への新しい取り組みの一環で、同社がニューヨークに酒蔵を建設していることを表明。その縁から、今回のスポンサー契約が実現したという。

桜井一宏社長は、HPのあいさつ文で「ニューヨーク・ヤンキースとのパートナーシップを開始できることを大変嬉しく思っています。輸出の最も初期から私たちは世界中から多様な人が集まり、発展し、文化(ダイバーシティ)を力に変え発展しているニューヨークから、獺祭を世界中に伝えて行きたいとの想いでおり、ニューヨークでの浸透に力を入れて来ました」と説明。「その『始まりの地』の象徴的なヤンキースとのパートナーシップを開始できることを大変嬉しく思っています」としている。

「獺祭」は、スタジアム内の一部プレミアムシーティングエリアで提供されるという。