日本維新の会の藤田文武幹事長は18日、所属の現職議員の不祥事が相次ぐ中で立憲民主党などの野党から処分や対応の甘さを批判されていることについて「もし軽すぎるとおっしゃるのであれば、どこにでも出向いて説明をさせていただきます」と反論した。

同党の岬麻紀衆院議員は2019年参院選(落選)の選挙公報に記載した私立大の「非常勤講師」の肩書が虚偽であったとして公選法違反の疑いで刑事告発され、石井章参院議員は夏の参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補予定の同党女性候補の事務所開きで「女性5人が出る。顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」などと容姿に関する発言をした。藤田氏は釈明と謝罪を行った両氏に対し、口頭で厳重注意を行った。

岬氏について立憲民主党の西村智奈美幹事長は「辞職をするというのが適当ではないか」、国民民主党の玉木雄一郎代表は「維新さんらしくないと思う。当然(議員を)辞めるべきだと思っていました。法律に抵触する可能性もあると思う」などと批判した。