作家の猪瀬直樹元東京都知事(75)が26日、国会内で会見し、今夏の参院選比例代表に日本維新の会公認で出馬することを正式表明した。猪瀬氏は2007年から東京都副知事を務め、故石原慎太郎都知事の退任に伴って後継指名を受け、12年の都知事選で初当選した。その後、石原氏を自邸に訪ねた際に「『日本を頼むよ』と3回も言われた。石原さんがお亡くなりになり、そのことも僕の気持ちを動かした。その遺志を継いで日本の改革に、最後のご奉公」と国政初挑戦を決断した。

冒頭では「東京都知事を辞任しましたが、自分の軽率な行動によって都民を負託を裏切った」と13年に医療法人グループから現金5000万円を受け取った問題で就任から辞職したことに触れた。また年齢的に不安については「毎月50キロランニングしている。毎週1時間半、テニスをしています。体力的には十分やることができる。(6年の)任期をまっとうしたい」などと一蹴した。