立憲民主党の西村智奈美幹事長が28日、夏の参院選(6月22日公示、7月10日投開票が有力)の神奈川選挙区に公認で立候補を予定する水野素子氏、寺崎雄介氏の応援に駆けつけた。同選挙区は改選数4と同時に非改選の欠員1の計5議席を補う異例の合併選挙で現在、15人が出馬を表明して混戦模様となっている。

同選挙区で3選を目指す自民党現職の三原じゅん子氏は22日に菅義偉前首相、小泉進次郎前環境相が駆けつけるなど臨戦モードだ。テコ入れに動いた西村氏は「自民党政権は今だけ、カネだけ、自分だけ、これを地で行っていませんか。政治の在り方を変えなくてはならない」などと訴えた。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)に28年間勤務した水野氏は「宇宙かあさん」を名乗り、6月1日でJAXAを退職する野口聡一宇宙飛行士に「私も宇宙的な視点で未来を見据え、政治行政にチャレンジしています。野口さんからもアドバイスいただけたら、うれしいです」と期待した。県議を15年務めた寺崎氏は「日本の社会保障には不備がある」と改革を訴えた。

同選挙区は自民党の浅尾慶一郎元衆院議員、公明党の三浦信祐氏、日本維新の会の松沢成文前神奈川県知事、共産党の浅賀由香氏、国民民主党の深作ヘスス氏らが出馬を予定している。