将棋の最年少5冠の藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖=19)の叡王防衛祝賀会が18日、京都市内でで開催された。

藤井は第7期叡王戦で挑戦者の出口若武六段(27)をストレートの3連勝で破り、同タイトルでは史上初の防衛を達成。関係者を前に「結果は幸いしたが、内容としては厳しい戦いが多かったと感じています。今回の5番勝負の内容をしっかり反省して来期にいかしていきたいと思っています」と抱負を語った。

祝賀会の前には北野天満宮(京都市上京区)を参拝した。「学問の神様、芸能の神様として知られ、将棋ともゆかりがあるということで、身の引き締まる思いです。今度はぜひタイトルで戦う機会があればと思っています」と話した。

22日に名人への挑戦権をかけて、名人戦順位戦A級1回戦で佐藤康光九段と対戦する。会場は名古屋駅前のミッドランドスクエア25階に新たに開設される「名古屋将棋対局場」。東京の将棋会館、大阪の関西将棋会館に続く全国3番目の公式対局拠点での記念すべき第1局での初勝利を目指す。