参院選長野選挙区(改選1)に自民党公認で出馬しているタレント松山三四六氏(51)をめぐり、文春オンラインが6日、松山氏が2012年に当時20代だった女性と不倫し、女性が妊娠した際、人工妊娠中絶同意書に偽名で署名していたと報じた。

松山氏は6日、松本市内での個人演説会後に取材に応じ、事実関係については「認めています」とした上で「今は選挙に集中させていただきたい。すみません」と話した。松山氏の陣営関係者も報道の事実関係を認めた上で、今後、松山氏が経緯などについて説明するかとの問いに「この件に関しての(本人の)取材対応は選挙後に予定していると自民党県連とも調整中です」とした。

長野選挙区には現職の立憲民主党杉尾秀哉氏(64)ら6人が出馬。共同通信の情勢調査では先行する杉尾氏を松山氏が猛烈に追い上げて支持を伸ばしているとしている。選挙戦最終日の9日には長野に、岸田文雄首相が2度目の応援に駆け付ける予定。