街頭演説していた自民党の安倍晋三元首相(67)が男に銃撃された奈良市の近鉄大和西大寺駅北口は、騒然とした雰囲気に包まれた。

上空には報道のヘリコプター、事件から約2時間が過ぎても大勢の人だかりができていた。目撃したという女性は「拡声器通したような大きな音が響いて、すぐに銃声と分かった」と興奮した様子で語った。

男性も「打った瞬間に炎のようなものと、煙のようなものが広がった。何が起きたか分からず、すぐに警護の方に取り押さえられていた。バズーカ砲のような、とても大きな拳銃だった」と話した。

10代女性は「花火が上がるようなとても大きな音。みんなが逃げるようにしていた」と明かした。