立憲民主党の小沢一郎衆院議員(80)が12日、訃報が伝えられた藤井裕久元衆院議員を追悼するメッセージをツイッターに掲載した。

小沢氏と藤井氏は93年の自民党離党と新生党結成、97年の新進党解党と翌年の自由党立ち上げなどで歩みを共にし、自由党では小沢氏が党首、藤井氏は幹事長などを務めた。その後、消費税増税をめぐる意見の相違などからたもとを分かった。小沢氏は「藤井裕久先生の訃報に接し、深い悲しみを覚えます。新生党結党時から、長らく行動を共にしてきた正に同志でした」と紹介。「豊かな行政知識と強い胆力を持ち合わせ、何より確固たる大局観を備えた偉大な政治家でした。私自身、難局で何度も助けられました」と功績をしのび、「心からご冥福をお祈り申し上げます。小沢一郎」とつづった。

藤井氏は財務相や民主党幹事長などを務め、10日午前11時、東京都内の自宅で死去した。90歳。