秋篠宮ご夫妻の長女眞子さん(30)の夫、小室圭さん(30)が再々挑戦するとみられる米ニューヨーク州の司法試験が現地時間26、27の両日、行われる。

小室さんは昨夏、今年2月と受験し不合格。2度目の結果が分かった4月には、支援してきた関係者に7月に3度目の挑戦をする意向を伝えたという。弁護士資格取得を前提に、現地の法律事務所で法務助手として雇用されているが、夫妻が暮らすマンハッタンでは物価急騰が続いており、生活の安定のためにも、今度こそ合格したいところだ。

同州の司法試験は毎年2月と7月に、州内の会場で行われる。データ上は小室さんにとって、厳しい数字が並ぶ。昨年7月の試験では、全体の合格率は63%。初受験の合格率が78%に対し、2回目以上の再受験は18%と激減。今年2月も全体は45%で、初受験が61%、再受験は30%だった。英語が母語でないなどの外国人は、さらに下がる傾向にある。

試験は以下のような内容で、400満点中266点以上を取れば合格する。

【1日目】▼午前9時半~午後0時半=記述式、2問(配点20%=80点)▼午後2時~5時=記述式、6問(配点30%=120点)

【2日目】▼午前9時半~午後5時(午前午後とも3時間ずつ)=選択式、200問(配点50%=200点)。7月の結果は例年、10月に発表される。

小室さんにとっては、正念場といえる。弁護士と法務助手では、一般的に収入が大幅に違う。また米国に滞在し就労し続けるためのビザがどうなっているのかにも関心が集まっている。留学からの経緯をみると、一般的には今は学生ビザF-1のOPTという制度を使っていると考えられてきた。弁護士ならばH-1Bビザへの切り替えが普通だが、米移民局は今年の同ビザの申請、抽選を3月末までに終えている。眞子さんが何らかのビザを取得し、小室さんが配偶者資格で滞在を継続することも可能。眞子さんはメトロポリタン美術館でボランティアを始めたとの情報もあるが、教育、科学、芸術などの研究者らを対象にしたJ-1というビザもある。

原油高、ウクライナ情勢などによって、物価も日本以上に高騰し続けている。米国の6月の消費者物価指数は、前年同月比で9・1%上昇。1981年11月以来40年半ぶりの大幅な伸びとなった。マンハッタンでも、例えば、卵12個は1年前の3・99ドル(約538円)から4・99ドル(約673円)になり、ランチの平均は10~15ドル(約1350~2025円)とのデータもある。ニューヨーク生活が長い日本人によると「サンドイッチなどの軽食なら10~15ドル。テーブルサービスのレストランでは20~30ドル(約2700~4050円)くらい」という。

メトロポリタン美術館も7月から州外の観客の入場料を一律5ドル値上げし、大人は1人30ドル(約4050円、ニューヨーク州民らは任意金額)に。ニューヨーク・フェリーは9月から、1人2・75ドル(約371円)が4ドル(約540円)に値上げされる(通勤や低所得者の割引も導入)。マンハッタンのアパートなどの6月の平均賃料は、前年同月比で29%上昇し、初めて5000ドルを超えて5058ドル(約68万円)になったという。

小室さんは、昨年10月の結婚会見で「できる限りのことをして、眞子さんをお支えしていきたい」などと話した。人生設計の土台となるはずの弁護士資格を取得できるか、3度目の挑戦の行方が注目される。