静岡県富士市で、7月から市街地に出没してたニホンザルを捕獲するため、麻酔銃の使用準備をしていた委託業者が誤って銃を発射し、サルを発見した女性に麻酔薬入りの矢を撃ち込んだ事故から一夜明けた30日、富士市役所は麻酔銃と矢の写真を公開した。市環境保全課は、本来サルに撃ち込むはずだった矢は先端のハリの部分が約2センチで、全長は約19センチで後部は刺さった際に目立つように赤い羽根がついていたと説明した。

撃たれた女性は意識を失ったが、近くの病院に市職員が搬送し、意識を回復していた。捕獲するはずだったニホンザルは捕まっていない。

ニホンザル捕獲用の麻酔銃誤射、市民の上腕部に刺さり意識失う「あってはならない事故」富士市謝罪