トランプ前米大統領が、8日午後に英国のエリザベス女王が死去したことを受け、自身のSNSトゥルース・ソーシャルで追悼のコメントを発表した。

在任中の19年に国賓として英国を訪問し、バッキンガム宮殿で女王主催の晩さん会に出席しているトランプ氏は「メラニアと私は、エリザベス女王の訃報を知り、深く悲しんでいます。私たち家族と仲間である米国民と共にこの大きな悲しみの時期に、王室と英国の人々に心からお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示した。

トランプ氏はさらに「私たちは女王と過ごした思い出をいつも大切にしており、女王の寛大な友情、偉大な知恵、すばらしいユーモアセンスを決して忘れません。女王はなんて壮大で、美しい女性だったのでしょう。彼女のような人物はいませんでした」とコメント。最後は「女王に神のご加護がありますように。私たちの心の中で永遠に君臨し、神が女王とフィリップ殿下を大切にお守りくださいますように」と締めくくった。

トランプ氏は過去にも、晩さん会の席でエリザベス女王を「偉大な女性」とたたえ、「英国の尊厳、道義、愛国心を体現してきた」と述べていた。

オバマ元米大統領も「じっくりと耳を傾け、戦略的に考え、かなりの外交的成果に貢献した」と女王をたたえる声明を発表している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)