8日に死去した英国のエリザベス女王の国葬に招待されなかったトランプ前米大統領が、21日に米首都ワシントンDCのワシントン国立大聖堂で行われる在米英国大使館主催の特別追悼式典に招待されたことが分かった。

19日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われる国葬は参列できる人数に限りがあるため、外国からの参列者は各国の代表とその配偶者またはパートナーに限定され、米国からはバイデン大統領とジル夫人のみ参列することが発表されている。

英テレグラム紙などによると、追悼式にはトランプ氏のほかオバマ元大統領、クリントン元大統領、カーター元大統領とその配偶者たちも招待されているといい、すでに招待状も発送済みだという。トラス英首相が参列する可能性は低いが、各国の大使や米国議会の上級議員の参列も期待されているという。トランプ氏からコメントは出されておらず、他の大統領経験者を含めて招待を受けるのかどうかは分かっていない。

会場となるワシントン国立大聖堂は、レーガン氏やジョージ・H・W・ブッシュ氏ら元米国大統領4人の国葬が行われたことで知られ、収容可能な1700人の参列が見込まれているという。

女王の死去を受けて自身のSNSで追悼声明を発表していたトランプ氏は、国賓として英国を訪問するなど女王と何度か面会しており、国葬への参列を希望していたと言われている。トランプ氏の国葬参列を巡っては、バイデン大統領が同行させるべきか否か米国内で議論が交わされていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)